1か月の示談交渉の結果、裁判基準の慰謝料が認められた事案

 本件は、100:0の追突事故であり、示談交渉での争点は通院慰謝料でした。相手方保険会社の提示額を検討したところ、裁判基準よりは低いものの、示談相場としてはある程度妥当ともいえる金額でした。それでも、事案の具体的な慰謝料増額ポイントを相手方保険へうまく伝えるなどして、提示額から更に増額することに成功しました。

 最終的には、裁判基準の90%という高水準の慰謝料での示談となりました。本件は、治療が終わり、相手方保険会社から金額提示があってから1か月程度で金額がまとまり、円満示談となりました。

 慰謝料には通院期間などからある程度の示談相場があります。ただ、相手方保険会社も当然必要以上には払いませんので、要はその必要性をしっかりと伝えることが大切になります。お話をお聞きする中で、慰謝料交渉にプラスになる事情は、しっかりと相手方に伝えて、積極的に交渉材料としています。